お気に入りの浄水
トヨタはITを、「インタラクティブ(対話型)・トヨタ」という言葉に重ね合わせており、ITに取り組む四つのスタンスを次のように掲げている。
スタンス1は、「クルマに情報性能を与えるIT」。
走る.曲がる.止まるの基本性能に、乗る人にやさしい快適性能を加えたクルマは、ITによりさらなる高機能化を果たし、ITSへのゲートウェイ(入口)としての進化・発展を進める。
スタンス2は、「クルマとクルマ社会の進化を促すIT」。
安全で快適なクルマ社会の創造のために積極的にITを取り込み、現在の道路交通、環境などの諸問題を抜本的に決する、そして、誰にでもやさしいITS(高度道路交通システム)の早期実現と充実。
スタンス3は、「企業活動をマーケットイン(市場重視)に転換するIT」。
これまで以上に価値ある製品を、すべての顧客により早く、よりリーズナブルに届けるための挑戦である。
二十一世紀に適応するビジネスモデルの構築を目指し、SCMサプライチェーン・マネジメントの略。
生産、在庫、購買、販売、物流などをITを応用して統合管理し、収益を高めようとする経営手法)やCRMカスタマー・リレーションシップ・マネジメントの略。
顧客情報を一括管理し、それを解析することで個別的なアプローチを行い、良好な関係を築いていこうという経営手法)にITを積極的に取り込む。
スタンス4は、「新たな事業領域としてのIT」。
トヨタはITそのものを新たな事業領域に加えることで、すでに保有するネットワークの発展をベースに、さらにコンテンツ、プラットホームへの展開を視野に入れた総合的なサービス事業を目指す。
ITを取り込んでクルマを高機能化させることは、クルマという商品の情報性能に直結することトヨタの事業領域拡大を目的としたITへの取り組みは、結果的にクルマ以外のIT事業の確立へ向かうことにもなるということにも注目しておかねばならない。
ITによるクルマと社会の調和の方向は、ITSの実現を近づけることになるし、ITでSCM、CRMを強化することでトヨタのビジネスモデルの変革に結び付けることC社長がIT活用戦略を重視する中で、トヨタのIT戦略の代表格となっているのが「GAZOO」である。
今やGAZOOは、流通版IT革命のトップランナーで、自動車業界のIT化事例としては突出した成功例と言われる。
GAZOOとは、トヨタのインターネットのポータルサイト(インターネットの入口となるホームページ)のことで、言わばトヨタのビジュアル情報ネットワークのことである。
クルマの情報はもちろん、日常生活に必要な情報が、インターネットにアクセスすることによって閲覧・入手できるというものだ。
GAZOOというネーミングは、「画像」をやりとりするビジュアル・インフォメーション・システムでスタートしたことに由来する。
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